2011年 04月 16日
残りたる桜木よ花ひらかせよ |
3月11日の巨大地震から1ヵ月が過ぎてしまいました。
この間、日本のいろんな姿があらためて明らかになってきました。
海外の人が称賛する被災地の人々の高潔な態度。一方で自分のことしか考えぬ一部の恥知らずな人々。
誰がこの国のことを本当に愛しているのか、やっと見えてくるようです。
地震の発生は地球の自我の発露とでも言うべきものであり、ある程度あきらめざるをえないものでしょう。(自然災害への対応如何は社会的責任が問われることもあるでしょうが。また、被災地、被災者への対応は社会や政治のあり方そのものが問われてくるものですが。)
しかし、今の日本を、いや世界を脅かしている不安は、東京電力福島原発で現在進行中の放射能汚染への不安です。これは想定外というような言葉などであきらめることなど全くできない、倫理的にも論理的にも許されない問題です。
国と電力会社が一体となって、さまざまな手法(メディアの利用が一番の効果的なものだったと思われます)を用いて、原発は安全であるという虚像を植え付けようとしてきたわけです。これに協力した人たち(学者、文化人、タレント、マスコミ関係者等々)もたくさんいたわけです。
もちろん、だまされた側、すなわち、これまで原発を推進してきた日本の政権党に支持を送り続けた国民の側にも、勉強不足であったという責任の一端はあるはずです。(新聞報道で、被災地のある首長は明確にそのことを反省しています。)
では、今から私たちはどうするのか。
エネルギー使いっぱなしの抑制のきかない現代の生活様式を見直して、自然エネルギーを最大限活用することによって幸せな生活を作り上げることは、たゆまぬ人間の努力、進歩した科学技術をもってすれば決して不可能なことではないはずです。
人類にとって本当に幸せな生活とはどのような生活なのか、世界中の人々といっしょに考え抜いてみたい。
by mititosi49
| 2011-04-16 12:37
| 鹿児島どこそこ
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