2012年 06月 23日
2千年年前の大賀ハスと10万年後の放射性廃棄物 |
最近よく通っている近くの水生植物園で大賀(おおが)ハスがやっと咲きました。
大賀ハスとは、発掘された2000年前のハスの実を大賀博士が発芽させたものです。
その種子が全国各地に移されており、この鹿児島市の水生植物園もその一つなのです。
2000年間眠っていた種から生まれたみごとなハスの花です。
一方、フィンランドでは使用済み核燃料(高レベル放射性廃棄物)を地下深く埋めるための永久地層処分場の建設が行われています。放射性物質が無害になるまでの年月は10万年と言われているそうです。しかし、10万年経つまでに将来の人類が誤って掘り起こさないようにと、さまざまなアイデアが練られています。トイレなきマンションと言われる原子力発電所。
2千年前の大賀ハスは現在の私たちを楽しませているのですが、現在、鹿児島県薩摩川内市に立地する九州電力川内原発にも貯蔵されているような使用済み核燃料(高レベル放射性廃棄物)はやっと10万年を経て無害な物質になるのです。もし、10万年経たぬうちに将来の人類が誤って掘り起こしてしまったら、そのときの人類は私たちの世代をなんと言って非難するでしょうか。
by mititosi49
| 2012-06-23 22:41
| 植物
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