2006年 01月 15日
星野道夫について |
星野道夫(写真家)。
アラスカに在住し、自然、野生動物を撮り続ける。一方、数々のエッセイを残す。珠玉の文章群と言える。1996年8月8日、カムチャッカで事故に逢い、逝去。
映画「地球交響曲第3番」で彼の存在をはじめて知る。
この映画の中で際立っていたのは、彼をめぐるアラスカの友人たちの生き方だった。アラスカという厳しい自然のなかで生きていく人々には、それなりの思いがある。そして、異邦人たる星野道夫との、魂に触れた交流には感じ入るものがあった。
アラスカの州花であるというワスレナグサという花の英語名を「forget me not」ということを初めて知った。英語って日本語と同じなんだな、と思った。だって、「ワスレ(forget me)ナ(not)」って、まるで日本語と語順が同じではないか。
紫色のその花を、私は見たことがない。しかし、「forget me not(ワスレナグサ)」という言葉がはっきりと私に残った。
今、星野道夫の写真集「Alaska 風のような物語」(小学館 発行日1991年7月1日 第1刷発行 1997年5月1日 第6刷発行)を読み返しながら、この文章を書いています。
(ネットで調べたところ、現在、この写真集は絶版のようです。ただし、文庫版が出ているようです。写真は私の所蔵する写真集を撮ったものです。なお、彼のエッセイのなかでは、まず、『旅をする木』がお薦めです。)
by mititosi49
| 2006-01-15 22:31
| 本棚
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Comments(2)
映画「地球交響曲第3番」って始めて聞きました。「異邦人たる星野道夫との、魂に触れた交流」ってなんか興味をそそられます。
ちょっと話がずれますが、引退したら気候が温暖で物価の安い海外で余生を暮らしてみたいと思っています(アラスカは嫌ですが)。写真集を読み返しながらなんておしゃれですね。
ちょっと話がずれますが、引退したら気候が温暖で物価の安い海外で余生を暮らしてみたいと思っています(アラスカは嫌ですが)。写真集を読み返しながらなんておしゃれですね。
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mititosi49 at 2006-01-21 22:22
イッチーさん、コメントありがとうございます。この映画は一般公開ではなく、自主上映方式で上映されているので、メディアに取り上げられにくいようです。でもその人気は根強いものがあると思います。ぜひ、関連サイトをのぞいてみてください。
引退後のわたしの夢は、世界1周バイクツーリングです。かなり周到な準備が必要ではありますが。またのコメントお待ちしています。
引退後のわたしの夢は、世界1周バイクツーリングです。かなり周到な準備が必要ではありますが。またのコメントお待ちしています。