2010年 01月 02日
初空や火の島の峰白く座し |
元旦の夕、天気がよかったので、もしかして、と思い、桜島を望む磯浜に寄ってみました。
案の定、暮色に映る桜島が海の向こうに幻想的に浮かんでいます。
赤く燃えたマグマをいつも噴出していながら、訪れた寒気が頂の雪を白く写しています。これは鹿児島に住んでいる人間にしかわからない風景ではないでしょうか。
今でこそ大隅半島という陸地に大正の爆発につながった桜島ですが、その前は海に浮かぶ活火山としての独立した島だったのです。波が寄せる磯の浜から望む桜島は、いつもどおり、雄々しく、広く、ゆったりと錦江湾(鹿児島湾)に座しています。そして鹿児島という南国にありながら、雪を頂いているのです。
今年はこの桜島を何回拝観することになるのだろうか。
(この日、なぜか、どこかのヘリコプターが眼前を桜島に向かって旋回して行きました。)
by mititosi49
| 2010-01-02 23:45
| 桜島
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