2011年 10月 07日
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伊予の26寺を打ち終えて、高知市にはいりました。夕方だったので高知市郊外の公園に寝ぐらをみつけて、近くの温泉でお湯を浴びて併設の食堂でかつおのたたき定食を食べました。
翌朝、桂浜に寄って坂本龍馬君に挨拶をしてから(笑)、太平洋の荒波を左に見ながら海沿いの道路を走っていきます。天気予報どおり、雨が降ってきて風も強くなりました。このツーリングで初めてカッパを着て、ビニール手袋に替えて、スニーカーにもビニール袋をかぶせます。眼下には土佐の海が高波をあげています。歩き遍路の人もカッパを着て歩いていました。途中、あまりにも風雨が強くなってそのまま走るのは危険だったので、食堂の廃屋でカップラーメンを食べながらやり過ごしました。
四万十町の三十七番札所岩本寺で参拝したあと、何とか足摺岬の国民宿舎にたどり着きました。
カッパを着たままで受付をすませ、今夜はお宿でゆっくりすることにします。
翌日は、いよいよ四国での最後の日となります。足摺岬にある三十八番札所金剛福寺に参拝し、四万十市に戻ります。大雨で水量の増した四万十川の佐田沈下橋を眺めてから、宿毛市の三十九番札所延光寺を打ちました。これで、土佐の遍路寺は3つ打ったことになります。最後のお遍路寺でした。
佐伯(大分県)行きフェリーの出発時刻は深夜12時半。宿毛市内のスーパーでじゃこ天とビールとかつおのたたきのはいったお弁当を買いこみ、フェリー待合室で最後の晩餐とします(笑)。
佐伯に着いたのが翌日、午前3時半。真っ暗で雨が降っているのですが、ゆっくりできるところもないので走り始めます。国道10号線をひたすら南下して鹿児島の自宅に帰り着いたのが午後7時。
8泊9日、1600kmの四国お遍路スケッチツーリングを完走できました。
まだこんなことができる体力があったことに感謝です。そして気持ちよく送り出してくれた相棒に感謝。お天気に感謝。こんなことができる平和な日本に感謝。会社の同僚に感謝。そして、ここまでこのブログを見てくださった皆さんに感謝です。ありがとうございます。
明日からまた、ささやかな日常の一こまをブログアップしていきたいと思います。
by mititosi49
| 2011-10-07 21:07
| お遍路スケッチツーリング1
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