2007年 12月 15日
苦難という道 |
相田みつをさんの展示が鹿児島の長島美術館でありました。
ここからは桜島の見事な姿が望めます。
初日ということで、相田みつを美術館の館長である相田一人氏(相田みつをさんの長男)のギャラリートークを聞くことができました。
展示を観るなかで「道」という作品がありました。
作品には文章が添えられています。
文章の大意は、人間は人生のなかで辛く苦しい道を歩かなければならないときが誰にでもある、そのときは、ただ黙って歩いていくしかない、そして歩いたあと、その人の心の根が深くなっていることに気づく、というようなものでした。
私なりの理解でいえば、次のようなことになります。
順風満帆の人生をみんな望むのだろうけれど、おそらくすべての人がそうはいかない。あるいは50歳までは思い通りの人生を歩むことができる人もいるかもしれない、あるいは60歳、いや70歳までは。でも、死ぬまでに必ず人は苦難に出会う。いろんな意味での、いろんな種類の。
そして、その苦難という道を、人は歩くしかない。でも、歩き終えたとき、その人の人生は深くなっている。
苦難あればこそ喜びも深くなるのが人生なのかな、と思います。40代の半分をうつ病で苦しんだからこそ、50歳からの自分の人生をより深く生きれるようになったのではないかと思います。病あればこそ、自分のこれからの限りある人生を以前よりも丁寧に生きれるようになれたのではないかと。
うつ病に感謝!そして、みんなにありがとう!
by mititosi49
| 2007-12-15 21:36
| 桜島
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