2011年 12月 13日
楝(おうち)の実金の霞となりにけり |
鹿児島市街地に流れる甲突川沿いをバイクで走っていると、金色の葉に包まれた樹木が見えてきました。おうちー、鹿児島によく見られる栴檀(せんだん)の黄葉がみごとに輝いています。(~楝(おうち)=栴檀)
これはすごい、の一言です。
この甲突川沿いにこんな素晴らしい黄葉の景色があったんだ。
初夏は薄紫の霞のような花で楽しませてくれた栴檀が秋はまた一味変えて私たちを楽しませてくれる。
やがて黄葉を落とした栴檀は金色の実を残し、まるで霞のように空に漂います。
こんな自然の営みが見せてくれる身近な風景にこれまで気付かなかったんだなあ。
中島みゆきの「ララバイSINGER」というCDに「ただ・愛のためにだけ」という曲があります。その歌詞のなかに「ああ大事なことに気づくまでに みんな私たちは遠回りだけど・・・」というくだりがあります。
そう、本当にそう思います。
栴檀の木が多い鹿児島市に住んでいながら、今頃になって栴檀の黄葉に感じ入るなんて。
でも、気付いただけ、まだましかな。気付かない人もたくさんいるのではないかと思います。
みんな、この栴檀の黄葉に見惚れてて欲しいなあ、と思います。
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by mititosi49
| 2011-12-13 22:45
| 甲突川(鹿児島の川)
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